医療法人社団 上桜会 ゆうメンタルクリニックグループ 理事長 安田雄一郎

設立背景

東京大学医学部を卒業し大学病院で研修を受けた後、精神科単科病院に入職し勤務医をしていました。当時の精神科医療は、診療内容や治療のプロセスが不透明で、世間一般からも閉鎖的と感じられたと思います。また、入院施設も必要なため、広大な土地も必要でありかつ誘致ができずらい背景もあるため駅から離れた位置にあることが普通でした。そのため、精神科を受診するということは、ハードルが高く、患者さんは重症化してからの治療開始となっている状態でした。もっと軽症のうちに受診してくれたらと強く思いました。
また、その頃、市中にあるのは、ストレスを原因として現れる内科的疾患を診る、内科医が標榜している「心療内科」が多く、精神科の医師がいる診療所も少なかったそうです。

そこで、ライトな精神科という位置づけで、「つらいときに、すぐ」受診できるように、駅近くに「ゆうメンタルクリニック上野院」を設立しました。設立当初は、一人院長で事務スタッフがいるクリニックとして一生やっていくのだろうと思っていました。

結果として患者さんが増えたことや、上野院の院長を引き受けてくれる先生も見つかり、複数院運営が可能となりました。
現在、精神科だけでも6院運営し、また近い将来大宮院と品川院を開院する計画になっております。

社会背景

「価値観の喪失による生きざまのつかめなさ」に悩む方が増えたと思います。
高度成長期には、お仕事を真面目にして出世することを目標として「仕事」をしてきた、その中で、燃え尽きて「うつ」になる方もいらっしゃいました、しかし現在はそのような方は減りました。

現在は、「ブラック企業」という言葉が使われるように、お仕事⼀辺倒の価値観はもうありません。 そうなると、何を⽬的として仕事をしているかわからない状態つまり「価値観の喪失」になっており、それに加えて、ネット普及により「理想的な暮らしをしている他⼈、⽣き⽣きと暮らしている⼈」そのような、他⼈と⽐較をしてしまい、⾃分はダメだと⾃信を失くし「漠然とやる気をなくしていらっしゃいる⽅」が増えたと思います。

客観的にみると、さほどハードではないのにも関わらず悩んでしまわれている⽅が増えました。なので、眠りや⾷事は問題なく「仕事」だけがつらい、新型うつ病とも⾔われる患者さんと、本当にお仕事など状況が⼤変でつらいという「本来のうつ」の⽅、その両⽅が合わさって患者数が増えているのかなと思います。

クリニックの受診者が増えている理由

ゆうメンタルクリニックグループ年間患者数推移
ゆうメンタルクリニックグループ年間患者数推移
土曜、日曜、夜間の診療を行っていることと、お薬は最小限で、カウンセリングをメインにしていることも理由にあると思います。精神科で処方される薬に対する不安感もあり、薬を希望されない方も多くいますのでカウンセリングによりしゃべることで精神的に安定をすることで症状が改善する方も多くいらっしゃいます。

また、患者さんへのアンケートは必ず行っており、医師や心理士の態度や内容についてをフィードバックすることにより改善されていることも理由かと思います。
常に成長変化をしています。

ゆうメンタルクリニックの特徴

ゆうメンタルクリニック診察風景
ゆうメンタルクリニック診察風景
当院は、つらいときすぐに対応できる精神科医が1院に毎日3名~8名います。医師は個室での診察となります。

先述のように軽症のうちにメンタルクリニックにかかると回復も早いので、 誰もが通いやすい 「つらいとき、すぐに」 かかれるメンタルクリニックをもっと広範囲で展開したいと思ってます。

しかし、まだまだ立地の関係で通えない患者さんがたくさんいるのが現状です。実際に関西や九州から通院されている患者さんもいますし、遠方の患者さんからは『近くにクリニックを作って欲しい』という要望もいただいています。

志に賛同いただける方のご応募をお待ちしております。